津南・秋山郷へ -第33回佐藤佐平治まつり-

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新潟県津南町と長野県栄村の山間にまたがる秋山郷は、特殊な断崖地形や生活文化など、伝統的な暮らしの匂いが残る秘境。

片貝からの道のり(山道)は現在でも険しく、江戸時代当時の往来の過酷さが想像されます…

この”辺境”の奥地から、助けを求める声が届いたのは、江戸時代のお話。

飢饉に見舞われ、村人が餓死する村も出るなか、遠く三島郡片貝村の造り酒屋・佐藤佐平治のもとにその声は届いたのでした。以来、江戸時代から昭和まで100年以上に渡る援助が始まります。

有名な”米百俵”どころか、籾(脱穀していない米)3000俵という、とてつもない規模の救援をはじめとして、佐平治翁が協力した救済活動は、未だに衝撃的で、全容を想像することが難しいほどです。

佐藤佐平治翁の遺徳を偲ぶ「佐藤佐平治まつり」は10月6日(土)、秋山郷の結東(けっとう)集落(現津南町)で営まれました。

片貝からも多くの関係者が出席。関東からこのためにお越しの佐平治家ご子孫の戸塚さんご家族も参加され、地域の隔たりを超えて、歴史秘話をめぐる歓談が交わされたようです。

佐平治の救援が縁となり、江戸から昭和、平成と形を変えながら、”交流”は続いています。

津南で活動する、映画佐平治製作委員会のみなさんによる紙芝居が、当時の救援活動を物語ります。

結東では、廃校を活用した「かたくりの宿」がアートトリエンナーレ”大地の芸術祭”の主要会場の一つとなるなど、魅力の多い取り組みが多数。

佐平治まつりには、津南町・栄村の観光関係者や行政・議会関係者が多く出席されていましたが、佐平治の心をきっかけとした、新たな展開も期待されるのではないでしょうか。

 

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