2019.04.01
平成31年4月1日。新年度の始まりは月曜日。お昼には新元号「令和」の発表がありましたね。
世間の喧騒はなんのその、この日も片貝の町はいたって平然としていました。
と、思うじゃないですか?
(お気づきだろうか……見慣れた大通りの風景に……いつもと違う何かが加わっていることに……)
平然としてはいられず、思わずシャッターを切ったのでした。
気づいたあなたは、きっと片貝検定1級の有識者です(笑
正解は、真新しい”バス停”があるってことなんですよね…!そして何より、いい玉座(ベンチ)があります。
新潟の路線バスといえば、ウルトラマンみたいな越後交通さん。
なんとこの平成時代の最後に、田舎の路線に新しいバス停ができるなんて。
ダイヤ改正ってだいたい廃線とか本数が減るとか、寂しくなるイメージだったんですが。
長岡・来迎寺方面から五之町〜三之町〜ニ之町〜一之町と、小千谷へつながる1時間に1本の路線バス。
五之町〜三之町の間に「片貝四之町」が加わり、ついに全町にバス停ができたわけです。とはいえ、時刻表付きの看板が両サイドに立ったのみ。待合室ができたわけではありません。
田舎で見かける印象的な待合室とか、雨宿りできる小屋って、地元が設置・管理するのが基本なんだと、恥ずかしながら今回初めて知りました。バス会社って乗客の乗り降り場所を決めてるだけなんですね。
最近、DIYや木工がブームの仲間たちと、町の真ん中に新しいバス停ができたなら、待合が楽しくなるベンチや空間を作りたいね、と話してみたり。
旅先でたまに見かける、雰囲気のいい待合所ってあるじゃないですか。それもきっと、地元住民のひと工夫が良い空気感を作り出しているのかもしれません。
「花火のち晴れ」は、花火のふるさと“カタカイ”の日々を記録する日記のようなものです。いつもの静かな朝から、熱狂的なお祭りの夜まで。どこにでもありそうで、世界のどこにもないかもしれない、この町の姿を伝えていきます。