2019.12.04
先日、11月29日に片貝中学校において「ふるさと学習発表会」がおこなわれました。
片貝まつりが終わってからの2学期、学年ごとに片貝の文化や伝統に触れ、学び、自分たちなりにまとめる「ふるさと学習」という授業が総合的学習として行われていました。
各学年のテーマは決まっており
1年生は奉納木遣り
2年生は片貝の歴史
3年生は片貝まつり 未来への提言
そして、私は3年生のふるさと学習を外部講師として受け持つこととなったのです。
三学年の学年主任である佐々木先生から依頼を受けた時は、是非とも!と意気揚々としていたのですが、同時に迷いもありました。今回の授業「片貝まつり 未来への提言」というテーマはまつりの未来について考え、中学生が自分たちの意見を持つということが必要不可欠。未来のことを考えるためには、今と過去を知る必要があるのかなと。ただ、今と過去のリアルな話をしたことによって、これから若や成人を迎えていく「未来のまつりの担い手」である生徒がまつりに対してネガティブな印象を抱くのは出来るだけ避けたいなと。
毎回、このように難しく考えてしまうのは僕の悪い癖なのですが、最終的には
「結局、今知るか、あとで知るかなら、今知ってた方が何かしら未来につながるんじゃないか??」と自分の中で半ば強引に結論づけて授業へと臨むこととしました。
そして、迎えた授業1回目
それはそれは、緊張でガッチガチでしたわ・・・・笑
3年生は37人いるのですが、面と向かって、全員の視線を集めるのってやはり緊張しますね。緊張でガチガチな上に変な汗もかいていました。
最初の授業はオリエンテーションも兼ねた自己紹介、そして、今の片貝まつりの若の現状、リアルについて生徒にレクチャーしました。この授業に際し、たくさんの若の方々にアンケートに協力していただき、その集計を見せて今の若がどんな気持ちでまつりをやっているか?その他、まつりの反省会や、巷で言われているようなまつりの問題点(例えば、人口減少とか、金銭的負担が大きいとか)を列挙したりなどしました。
生徒の最初の印象は大人しめな子が多いなと思いましたが、いざ一対一とか、数名のグループなどに分かれると結構自分から喋ってくれる子も多く、掘ったらいろんな話を引き出せそうだなと思いました。
ただ、1回目の授業の感想シートには
・自分たちがまつりをする時が不安になった。
・正直、自信はない
・自分たちの代でまつりを終わらせてくない。
とネガティブな感想、リアルな声が多かったです。ちょっとリアルすぎたのかな?と悩んだりもしましたが、その後も臆せず授業を進めて行きました。
ですが、まだ授業も始まったばかり。ここからが大変だということにまだ僕自身気づけていなかったのでした。
その②へ続く。
「花火のち晴れ」は、花火のふるさと“カタカイ”の日々を記録する日記のようなものです。いつもの静かな朝から、熱狂的なお祭りの夜まで。どこにでもありそうで、世界のどこにもないかもしれない、この町の姿を伝えていきます。