Cheer up!花火

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2020年6月1日。全国一斉に花火が打ち上がった日。
片貝でも、片貝まつりのあの場所で、25発の花火が打ち上がりました。

1発目は、医療従事者への感謝を示すブルーの花火。

続いて、片貝らしいハートや星の型物、そして金冠のラストへ。
山に、久々の音が響き、静かな初夏の町を照らし出していました。

仕事の関係で、長岡市(越路地域)との境界線近くの田んぼから撮っていたのですが、小千谷市街地方面や長岡でも同時刻に花火が上がっているのが見えました。普段なら当たり前の花火ですが、車のハザードランプを点滅させて花火に見入る人や、親子連れで田んぼに繰り出した人など、みんな花火を楽しみにしていたんだな、と。

片貝の花火師たちは、それぞれの玉に「コロナ収束祈願」や「感謝」、「頑張ろう!」など想いを書き込み。

花火大会の中止が相次ぎ、全国的に苦境の中にある花火業界。久々の作業に、「こうしていつものことをしていると落ち着く」との花火師の声も。打ち上げ当時の午後、静かに作業が進められていました。

花火に思い込めるのは、奉納者だけではありません。もちろん、花火師たちも気持ちを込めています。

当たり前のことかもしれませんが、改めてその姿勢を目撃する機会になりました。

花火も時間がかかっているわけです。花火大会だけが、花火師の仕事ではない。
もっと普段からの仕事に花火ファンとして敬意を持ちたいと思いました。

そうして、未来にもこの町の花火文化が続いていくことになれば、何より嬉しいです。

Cheer up!花火プロジェクトは、日本煙火協会青年部の有志が呼びかけ、全国160社を超える花火業者が同日同時刻に一斉に花火を打ち上げたものです。花火には、古くからの悪疫退散の願いや、「上を向こう」とのメッセージが込められていました。背景には、花火大会という活躍の機会を奪われ、在庫を大量に抱えたままの花火業界の苦境があります。これがリスタートなるか。新たな模索が始まった「日本文化としての花火」について、大きな注目が集まった日になりました。

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新潟県小千谷おぢや片貝かたかい町は
世界最大の花火が打ち上がる
4000人ほどの小さな町です。

「花火のち晴れ」は、花火のふるさと“カタカイ”の日々を記録する日記のようなものです。いつもの静かな朝から、熱狂的なお祭りの夜まで。どこにでもありそうで、世界のどこにもないかもしれない、この町の姿を伝えていきます。

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