山の裏の”秋季大祭” -十楽寺・日進会-

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お盆時期から毎日のように花火の音が聞こえる片貝の町。
15日の朝から昼間にかけて、毎時時報のように花火が上がっていたのは、越路原(こしじっぱら)を挟んで片貝の裏側、十楽寺(じゅうらくじ、旧越路町)のお祭りだからでした。

片貝からお嫁に行った親戚がいるため、何となく時期だけ知っていた十楽寺のお祭り。共通の親類を持ち、片貝と十楽寺がルーツの小栗くんと、片貝の盆踊りが始まる前にお邪魔してみました。

JR越後岩塚駅から片貝へ向かう山道に向けて、道なりに建てられた提灯。一組、二組から九組、十組までを確認。”十”楽寺だけに?

太鼓の音がする方にひたすら歩くと、集落内で見つけた一行・日進会(にっしんかい)が。練り歩く様は、驚くほど片貝のまつりの風景と似ていた。

山車、花飾り、何より若い人たちが来ていた半纏!青年会の会長・平石コウタくん(27)は「ほとんど片貝から来てるからね」とクール。

そして”町内まわり”の途中、独特な「さかのぼり」も!

こういった形で音楽や意匠が伝わって進化していく姿は、片貝や越路に一個の文化圏があるのでは、と感じさせますね!
巫女爺を持ち運んでの門付!はさすが十楽寺といった感動がある。

山の登り口にある、白山神社。この秋季大祭で十楽寺も花火を打ち上げる。

小栗くん曰く、「お祭りの日だけ水が流れてる」というお手洗い。

雰囲気のある狛犬。ちょっとクセの強い狛犬(ライオンじゃない?)も。

夕方からの神社での巫女爺奉納に向けて爺を運びこむ。

「夜が本番の祭り。こっちもいい花火上がりますよ」と語ってくれた。片貝の盆踊りが重なって見れないが、いつかじっくり見てみたい。

子どもの頃に毎年十楽寺のお祭りに行っていたという小栗くんは、「色々あって、けっこう楽しいよ」と懐かしげだ。

話していたら共通の友人が発覚!新卒採用のダブルのイケメン、タカシくん。

十楽寺の祭りの魅力については「みんなでやっているからいいよね」と、優しげな人柄あふれる回答。

神社前の錦鯉が泳ぐ池では、成人を祝う花火も。今年は成人が2人だとか。

名物の「水中花火」は、業者の手違いで今年は上がらないんだよね、と残念そうな声も。

会長2年目という平石くんは、「来年は祭りができるかな」と不安も。「人がいなくて、結構危ないかも」と話す。先代の会長は10年もやったというが、自分でどこまで持つか、心配は尽きないそう。

それでも、山車の最後尾から様々な関係者に挨拶する後ろ姿が印象的だ。

片貝のちょうど反対側でも、若い人たちがまつりを頑張る姿がありました。

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「花火のち晴れ」は、花火のふるさと“カタカイ”の日々を記録する日記のようなものです。いつもの静かな朝から、熱狂的なお祭りの夜まで。どこにでもありそうで、世界のどこにもないかもしれない、この町の姿を伝えていきます。

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